パンクロマチックフィルムとオルソクロマチックフィルムの違いは?

オルソクロマチックフィルムは1873年に初めて開発されました。青色の光にしか感度を持っておらず(それとかなり微量の緑色にも反応はしました。)赤色には反応をしませんでした。なので写真の中で劇的に暗い部分 (実際には赤の部分) が特徴的なオルソクロマチックな兆候であることが多い理由です。また青色に敏感なため、空が露出オーバーになりやすい傾向があります。

しかし、パンクロマチックフィルムが1906年に紹介され、最大700ナノメートルの可視色スペクトル全体を感知できるようになりました。したがって、白黒フィルムとして現実を最も忠実に再現し、幅広いグレートーンを示していることになります。今日のほとんどの白黒フィルムはパンクロマチックフィルムになります。


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