【撮影のヒント】幻想的な写真を撮るには

完璧な写真から少し離れて、より繊細な視点を取り入れた写真を撮ってみませんか。今回は、ツヤがありざらざらとしたまるで夢の中にいるような写真を撮るため、いくつかのコツをご紹介。

Credits: skaman306anumino & lashchykova

撮影は曇天時に

晴れた日ほど色が鮮やかに写らないため曇りの日は避けがちですが、より柔らかく、おぼろげな写真を目指している場合は、曇りの日を活用してみてください。コントラストが低いと肌のトーンが強調され、拡散光により幻想的な写りになります。少し光が必要な場合は、リフレクターを用意して被写体に向けて光を反射させれば大丈夫。

Credits: almostbrightlightsminililimi & chulipaquin

レンズを外す

ピンホールカメラにはレンズがありません。片側に小さな穴が開いているだけの遮光ボックスです。光がこの小さな穴(ピンホール)を通過すると、反対側に反転した画像が投影されます。ピンホールカメラを使用すれば、確実に幻想的な写真を撮影することができます。楽しくて簡単ではありますが(ピンホールカメラは手作りもできます)少し時間がかかり試行錯誤が必要です。しかしそれこそがアナログ写真の楽しみでもありますよね!

Credits: dakadev_puikylewistogotogosamokhvalov & schwarzesauge

被写界深度を浅くする

浅い被写界深度で撮影すると、背景の方が強くボケるため見る人の焦点が被写体に引き寄せられます。被写界深度を浅くするためにはf値(絞り)を最大限に小さい数値(たとえば、f /1.4からf / 2.8)に設定します。これにより絞りの穴は大きくなり、より多くの光が入るようになります。そのため、明るさはシャッター速度とISO設定で調整しましょう。

Credits: nath_martlereilelaylara & hobbylinse

美しいボケを生み出す

最後に、デジタルかアナログの一眼レフカメラをお使いのあなたへ、Lomography Art Lens はあなたのポートレートに驚異的な効果をもたらします。夢のような写真を撮りたいときに一番オススメのレンズは、なんといっても Daguerreotype Achromat 2.9/64 です。絹のように柔らかく、芸術的な写りを実現します。特に、付属のLumièreとAquarelleの絞りプレートと併用すれば、ますます幻想的な世界を表現できる事でしょう。他にもPetzval(ペッツバール)シリーズ、中でも新しく仲間入りした Petzval 80.5 MKII なら、美しいぐるぐるボケで被写体を完璧に捉えます。

Credits: karrrrrrrrsontomczykdnigalraymond & cepelingraphy

みなさんが幻想的な写真を撮るときのコツはありますか?もしあればコメントで教えてくださいね!

2020-10-12
翻訳 erina

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